POINT 01
キャンプで簡単に
ツマミを作っちゃおう!
ソロキャンプは、自分のペースで時間を過ごせるのが一番の楽しみ。僕は、テントなどの設営を終えるとすぐに飲み始めたいタイプなので(笑)、焚き火を準備して、火を安定させてから、メインディッシュを調理するまでの30分ほどをどう楽しく過ごすかは重要です。お通し的に「なめろう」を作ってみたところ、日本酒にピッタリで、今や僕のキャンプ飯の定番になりました。焚き火が安定するまでの間に、簡単に作れて美味い!
POINT 02
日本酒に合う
キャンプ飯を作ろう!
焚火も安定し、ちょっとお酒も入ったところで、いよいよキャンプ飯の主役を作っていきましょう。今回は、特に寒い時期にはピッタリの、ピリ辛スープ料理・スンドゥブを。汁ものと日本酒は合うのかな?と思う人もいるかもしれませんが、ちょっとパンチがある土瓶蒸し風で、熱燗と相まって体の中から温まりますよ。30~40分かけて、ちびちび呑みながら調理するのがまた楽しいんですよね。
POINT 03
季節に合わせて
お燗でも冷でも!
日本酒は、寒い季節には燗をつけて、暑い時期には冷で、と季節に応じてさまざまな温度で楽しめるところが良いですね。僕はお燗をつけるときは、飯盒(はんごう)に水を張って、日本酒の徳利をそこへ刺して、火にかけています。浅めのサイズが徳利にピッタリですし、料理とお燗、どちらにも活用できるところが気に入っています。また、以前に冬のキャンプでおでんを作ったことがあるんですが、日本酒を出汁で割った「出汁割り」も美味しかったですね。そんないつもと違った「遊び」も楽しいですよ。
POINT 04
ふくしまの酒は
CAMPと合う?
今回は、たくさんある福島の日本酒の中から、お燗用に『しぜんしゅ燗誂』(仁井田本家)を、冷や用で『楽器正宗 本醸造 中取り』(大木大吉本店)をセレクトしました。しぜんしゅは、お燗用に一年熟成させていることもあって、温めると香りが立ってきて味わいが深まります。「楽器正宗」はフルーティーで、すっきりしたキレが気に入りました。豚しゃぶなんかにも合いそうです。 水と米から生まれた地酒を、土地の銘水で作ったキャンプ飯で味わうのは、そこでしか体験できない贅沢で、ロマンを感じます。雪中キャンプ+福島の地酒で、雪景色に映える焚き火の美しさを肴に…なんて一夜もいいでしょうね。