すずきしゅぞうてん
磐城壽 純米吟醸大漁祝 紺碧
余韻と感動を与える品格のある酒を
江戸末期、1840年頃創業の鈴木酒造店。廻船問屋を営むかたわら、相馬藩から濁酒製造を許されたのが酒造りの始まり。蔵の前が海、浪江町の請戸港という珍しい立地で、以来代表銘柄である「磐城壽」は大漁を祝う「祝い酒」として多くの漁師に愛されてきた。
しかし、東日本大震災によって建屋も蔵も全て流失。原発事故も相まって、山形県米沢市に避難。暗中模索の中、縁が繋がり山形県長井市の蔵を譲り受け、鈴木酒造店長井蔵として2011年中に再開を果たした。
そして震災から10年後の2021年、道の駅なみえ内の製造所にてふるさとでの事業再開を遂げ、浪江町と長井市で並行して酒造りを行っている。
新生「磐城壽」の原料は浪江町産コシヒカリをメインに精米から始まり、全てが丁寧に管理できる小仕込みで一年を通して酒造りが行われている。その作業風景が道の駅なみえのなみえの技・なりわい館から常に見ることが出来る。来るたびに変わっていく町並みと磐城壽を味わいに是非、浪江町までお越しいただきたい。
株式会社 鈴木酒造店