みやいずみめいじょう
冩樂 純米酒
心と記憶に残る一本目指し、二足の草鞋で努力を続ける
社長の宮森義弘さんは、四代目として蔵を継ぎ、社長と製造責任者の二足の草鞋で酒蔵を牽引する。「酒を飲む人の心と記憶に残る最高の一本となる酒を生み出したい」と酒造りに挑んでいる。
宮森社長は、2002年、前会社を辞めて後を継いだ。当時の蔵は、経営責任者と製造責任者の役割が社長と杜氏で別々に分かれていた。「それなら経営者が酒造りを指揮した方が、理想の味に近づけるはずだ」と考え、自ら酒造りの基礎を学び、独自に味の追求を進めていった。
宮森社長は自ら考える蔵の理念を守りながら、蔵の改革を続けてきた。2014年に開催された日本酒のナンバーワンを決めると称される品評会「SAKE COMPETITION」の純米酒と純米吟醸の2部門で「冩樂」が1位。2018年には「會津宮泉」の純米酒が1位に輝いた。「一般の方が手にしやすい市販酒の大会で評価いただき、本当に嬉しかった」と語る。
宮森社長が育ててきた「冩樂」「會津宮泉」は全国区に成長してきた。「毎年、全力を出し切って、もっと旨い酒を造りたい」とどん欲だ。四代目社長の挑戦はこれからも続いていく。
宮泉銘醸 株式会社