えいせんしゅぞう
榮川 特別純米酒
水を求めてこの地へ。磐梯の名水仕込
会津の名峰・磐梯山の麓、四方を深い森に抱かれるように建つ榮川酒造・磐梯工場。
五代目が会津一円を歩き回り、この地から湧く磐梯山の伏流水に惚れ、1989年、会津若松市内からこの地に移転した。その後この水は、「磐梯西山麓湧水群」として日本名水百選にも選ばれた。榮川酒造の仕込み水は、国内でも数蔵しかないという、この名水百選に選ばれた清冽な水を使用している。榮川酒造の特徴ともいえる「清らかで、柔らかい」味わいは、この水によるところが大きいのかもしれない。
森に囲まれた大きな工場は巨大で近代的に見えるが、製法は昔ながらの蔵人による手造りにこだわっている。「名水、土地、環境の良さに感謝の気持ちを忘れず杜氏、蔵人の五感を活かした手造りが大切だと思っています。また、新しいスタイルの日本酒ベースのリキュールにも取り組みこの磐梯の地から世界へ榮川の良さを発信していきたい。
“オール会津”を目指している」と成田惠一取締役社長は語る。原料の米も地酒の「原点に帰ろう」と周辺農家との契約栽培を増やし、代表銘柄の一つ「純米大吟醸榮四郎」も磐梯町産「美山錦」で醸したお酒として評判だ。
榮川酒造 株式会社